選出作品
愛でいけるやん~宮田運輸がひらく道~ 【監督】中務貴史×岩崎靖子 Live on LOVE~Miyata Traffic Opens the way~ 【Director】Takashi Nakatukasa / Yasuko Iwasaki
大阪府高槻市にある運送会社の宮田運輸。売上を伸ばそうと必死になっていた矢先、会社のトラックが死亡事故を起こす。「大好きなトラックが人を不幸にした」と絶望する宮田博文社長を救った言葉。「おまえ、トラック好きなんやろ?だったら、トラックを活かす道を考えろ」。数字に追われて見えなくなっていた。『そうだ、ただトラックが大好きだったあの頃の“こどもの心”で、会社をやってみよう』。思いついたのは、こどもの絵をトラックにラッピングする“こどもミュージアムプロジェクト”。こどもの絵を背負うと自然に運転がやさしくなる。事故が減る。この取り組みは、思いもかけぬ展開へ。業界を越えて、海外へも広がっていく。誰もの奥底にある“こども”の心。純粋でやさしくて自由で無限な心。つまづいてもええやん、まわり道でもええやん、思いっ切り自分を生きて、ぶつかりあって響き合おう。宮田運輸の軌跡を追う。
MISS~信念~ 【監督】伊倉 新吾 MISS~conviction~ 【Director】Shingo Ikura
美のW杯といわれるミスコンテストへ挑戦する MISSたちを指導する側、講師にフォーカスしたドキュメント映画。 世界的美のコンテストに挑む女性たちは、美の意味を問い学び、自分と向き合う日々を送る。 そうした挑戦者たちを育てる講師は、厳しい口調で指導にあたる。 近年の学校教育では批判されてもおかしくない。 優しさではなく責任。褒めるより向き合わせる。美しさを教えるのではなく問い続ける。限られた時間で人を変える覚悟。批判を引き受けてでも伝える信念。 今回で5作目となる『映画MISS』は、〈教える側の覚悟〉〈厳しさの意味〉をテーマとした単なるミスコン講師の物語ではなく、「弱き心に一歩踏み出す勇気と自信を与え、次世代へ繋いでいく物語」である。
2126年、海の星を探して 【監督】金子 修介 2126: Looking for the Sea Star 【Director】Shusuke Kaneko
ゲームオタクの巌(渡邊圭祐)は、かつて熱中した世界的ヒットゲームの次回作舞台に釧路市が候補に挙がっていることを知る。ゲームの世界を通して、港湾都市「釧路」が持つポテンシャルを、世界に発信しようと考える巌は、東京から戻ってきた燈(葵わかな)ら幼馴染たちと共に、ゲームのロケ誘致を目指して奮闘する。豪華なプレゼンを目論む上海や釜山等のライバルチームに対し、釧路市の人々の協力を得ながら、真の釧路の魅力を伝えるべく、等身大の自分達で国際プレゼンに挑む…。
怪奇!死肉の男 【監督】曽根 剛 Living Corpse 【Director】Takeshi Sone
ある日突然街に現れた“生きている死体”──。身体はぶよぶよに腐乱し、目からウジが湧き 心臓も動いていないのに、なぜか彼は生きている!? 警察に保護された後、大学病院の隔離棟に送られた男は、人体実験を繰り返される毎日に嫌気が差し、とうとう脱走を試みて……。 彼は一体何者なのか。そしてどこへ向かうのか。切なく、悲しい死肉の男。 死から始まる彼の運命。その先に待つものは……。
Rudy 【監督】ショーナ・アウアーバッハ Rudy 【Director】Shona Auerbach
イングランドの田園地帯を舞台に、ルディは父親との関係が試される中にいる。 年下の兄弟たちの代理の親として責任を担い、最近の喪失にも向き合いながら、 家が下宿人を受け入れることで自分の居場所を失っていくように感じている。 そんな中、コヴェントリーから来た少年との新しい友情を通じて、 ルディは「楽しさ」「自由」「自立」を見出していく。 しかし、それは家族の間に隠された痛みを犠牲にしてのことなのだろうか? ――これは、「愛」「喪失」「前に進むこと」への繊細で心に残る洞察である。
銀座ル・ジャルダンへようこそ2~1986年~ 【監督】安蘭 純伸 Welcome to Le Jardin2 【Director】Aran Sumishin
銀座のクラブで生きる女たちを描いた、実在のクラブ「ル・ジャルダン」のママ・望月明美が執筆した原作小説の映画化第2弾。現代を生きるホステスが、ひょんなことからバブル景気真っ只中の1986年の銀座にタイムスリップ! バブル期の銀座のホステスやママと触れ合う中で、現在では失われつつある銀座の女としての大事な生き様を学んでいくのだった。
終わりなき世界を駆けるとき 【監督】二野 俊太 WHEN YOU LIVE THROUGH THIS ENDLESS WORLD 【Director】Shunta Nino
かつて注目を浴びた作家・宮田尚人は、 鳴かず飛ばずで書けない日々に苛立っていた。 そんな中、静かな住宅街で”謎の音”が聞こえ始める。
名もなき者たちよ 【監督】木下 大樹 No one knows 【Director】DAIKI KINOSHITA
生きる目的を失った人々が集う山奥の廃れたキャンプ場。 自殺した妻の後を追う為にやって来た男は、 そこで最期を迎えようとする人々との共同生活の果てに、 妻の死の真実と向き合う。
On the Side Street 【監督】山科 晃一 On the Side Street 【Director】Koichi Yamashina
『On The Side Street』はタイトルの通り、人生の横道に逸れてしまった人間が、それでもひたむきにその道を生きている、という "人間讃歌" を描くものです。清濁合わせ持つ "人" の存在に真正面から向き合い、それを全肯定し、「ともに生きていく」兆しや勇気を、この映画によって与えられたらと思っております。
MOSS 【監督】かな めぐみ MOSS 【Director】Megumi Kana
恋人の家に入り浸るシングルマザーのリンコ。捨てられた「苔」に自分の境遇を重ねる娘・ルナ。リンコに代わって孫を養育する祖母・ヨシコ。女三世代の母とは何かを巡る物語。
器 【監督】柴田 明良 utsuwa 【Director】Akiyoshi Shibata
不妊治療と二度の流産を経験した夫婦は、長い苦しみを乗り越え、ようやく前を向いて歩き始めます。 地域の図書館で子どもたちに絵本の読み聞かせをすることに生きがいを見出していた妻。しかし、彼女は舌がんと診断され、次第に声を失っていきます。 悲しみと孤独を抱えながら生きる夫婦は、やがて心を閉ざした二人の姉妹と出会います。 人生の音色が再び奏でられ始める、静かで希望に満ちた再生の物語です。
柊吾のこと 【監督】犬童 一利 Shugo 【Director】Kazutoshi Inudo
スーパー勤務の弘瀬秋帆は、不登校の息子・柊吾の世話に忙しく、いつも余裕のない日々を送っていた。自分の時間はほぼない。 何に関しても柊吾のためにと必死になる秋帆だが、そんな想いもむなしく柊吾は学校に行こうとせず、家にいても問題ばかり。夫との仲もぎすぎすとしていく。 職場では、常連客の木田紗羅とその息子の陽々輝たちが目立った行動を起こし、陰で批判されていた。 そんなある日。柊吾のことで夫の聡平と言い合いになったとき、柊吾がパニックになって家を飛び出したまま、迷子になってしまう。いくら探し回っても見つからず絶望し、自分を責める秋帆。 だがそこで手を貸したのは、意外にも紗羅たち一家だった。 そして秋帆は、紗羅たちとの関わり合いから、柊吾のためにと自分を犠牲にしてきたことが、柊吾自身にも気を遣わせていたことに気づいていく。 自分はいつの間にか、柊吾を言い訳にしていた。息子を愛することも、自分の人生を生きることも、どちらも大切なんだと、秋帆は思い直すようになっていき・・・
Happy Birthday 【監督】於保 佐代子 Happy Birthday 【Director】SAYOKO OHO
なんとなく、死にたい。 2020年のコロナ禍で否応無く直面した圧倒的な閉塞感と孤独。 普通に暮らしていたはずなのに、次々に生活や仕事に疑問符が叩きつけられ、考えれば考えるほどわからなくなる「生きてる意味」。ただ、だからと言って今すぐに死にたい強い意志があるわけではなく、自殺の方法を考えるでもない。もし誰かがすっと自分の人生を終わりにしてくれたら楽かもしれない、夜、寝ている間に死神が来てくれたらいいのかもしれない。 なんとなく、死にたいという受動的な死を抱く日々の中で誕生日を迎えた主人公は、「ハッピーバースデー」の言葉をかけられても、何がハッピーなのか虚しさを感じ、一つも幸せではない現状を痛感する。そこに流れてきたテレビのニュースで近所で若い女性を狙った強盗事件が発生したことを知り、自分の元へも訪れはしないだろうかという淡い期待を抱く。自分から死にたいわけではないけれど、誰かがこの生を終わらせてくれるのならそれもいい。迎えにきて死神。 深夜、開け放たれた窓に突如現れた死神は、死を懇願する女のことを殺すのは無理だという。動揺する女をよそに日頃の彼女のある行動へ感謝を述べて去ってしまうのだがー。
On the way home 【監督】リー・ヤット・フォン On the way home 【Director】LEE YAT FUNG
ある夜、屯門河の川辺で、同じ帰り道をたどっていた二人の少女は、偶然にも同時に携帯電話が故障し、友人や家族と連絡が取れなくなってしまう。やがて二人は、見慣れているはずなのにどこか隔絶されたような空間で出会う。この偶然の出会いを通して、彼女たちの感情は疑いから理解、そしてやがて共感へと揺れ動いていく。短い帰路の中で、そこにはほのかな友情が芽生えていった。
懇願 【監督】イ・ホスン I Beg For. 【Director】Ho-seung Lee
本作『I Beg For』のテーマは「不信」です。 人に対するさまざまな不信や警戒心を描こうとしました。 また、それらが生まれる韓国社会の構造、さらには現代を生きる人々の姿についても描きたいと考えました。 作品には社会的な批評の側面もありますが、同時に、この世界がより良い方向へ変わってほしいという願いを込めて制作しました。
CROCUS 【監督】冨田 優聖 CROCUS 【Director】Yusei Tomita
川島隼人は、婚約者の井上香奈を自殺で失ったという事実に打ちひしがれていた。香奈の死がもたらした悲しみを抱えながらも、ジャーナリストとしての職務を全うし、仕事に追われる日々を送っていた。しかし、友人の池田智也が、後輩で小学校の教師をしている野尻美里からある相談を受けたことをきっかけに物語は大きく展開していく。野尻の生徒である吉田拓也の兄、吉田圭介は、数年前に誘拐され殺害された未解決事件の被害者だった。隼人は、香奈がその事件と関係していた可能性を知り、彼女の死が単なる自殺ではなかったのではないかという疑念に駆られ真実を追い求めるようになる。調査を進める中で、隼人は香奈が事件の関係者というだけでなく、何らかの秘密を抱えていたことに気づいていく。香奈の死の真相を追うにつれ、隼人は次第に、過去に起こった連続児童殺害事件や、犯人とされている森田という男の謎に迫っていき、全てを知るとき隼人は自らが信じていた世界が 崩壊するほどの真実に直面し、知るべきではなかったと後悔する瞬間を迎える。
特別上映作品
しゃくれシャークとぼっち姉妹 ダイジェスト版 【監督】上西雄大 SHAKURE SHARK AND THE TWO SISTERS(Digest Edition) 【Director】Yudai Uenishi
『しゃくれシャークとぼっち姉妹』は、怪獣と孤独な姉妹の交流を通して、「家族とは何か」「人を思いやる心とは何か」を描くヒューマンファンタジーです。 現代社会では失われつつある“親切”や“助け合い”の精神をテーマに、血縁を超えた家族の絆を宮古島の豊かな自然と共に描き出します。怪獣映画としての楽しさやユーモアを持ちながらも、孤独や喪失、再生といった普遍的なテーマを内包し、子どもから大人まで幅広い世代が共感できる作品となっています。 怪獣と姉妹、そして島の人々が織りなす優しく温かな物語が、観る人それぞれの心に残る「家族のかたち」を問いかけます。
宮古島物語ふたたヴィラかんかかりゃの願い 【監督】上西雄大 Futata Villa 3 【Director】Yudai Uenishi
ニース国際映画祭グランプリ受賞作 碧い海と強い陽射し、そして祈りの島・宮古島。 奇跡の再会をもたらしてきた海亀が、静かにその役目を終えようとしていた。 娘をいじめで失った夫婦が、深い悲しみと怒りを抱え宮古島を訪れる。 借金と罪に追われる男、過去を背負った仲間たち、そして病に倒れたかつての恋人。 それぞれの痛みと願いが、風に導かれるように島へと引き寄せられていく。 宮古島の神聖な場所で、人々は祈る。 赦しとは何か。再生とは何か。人を苦しめるものは、愛する人・大切な人との別れ。 そして人を救うのは、再会。宮古島のヴィラに宿る“天使”と奇跡の海亀がもたらす、最後の奇跡。 海はすべてを包み込み、静かに問いかける。 やがて訪れる、最後の奇跡。 そして、新たな希望の兆し――。 脚本・監督・主演で作品を撮り続ける上西雄大監督が、豪華キャストで織りなす 「宮古島物語ふたたヴィラ」シリーズ第三章、ここに誕生。
SOUL RED 松田優作 【監督】御法川 修 SOUL RED Yusaku Matsuda 【Director】Osamu Minorikawa
2009年に生誕60年を迎える俳優・松田優作の歴史を紐解くプロジェクト「SOUL RED Project」の一環として製作されたドキュメンタリー。40歳の若さでこの世を去った名優・松田優作が残した肉声インタビューや直筆メモなど、貴重な資料を多数収録。実子である松田龍平と松田翔太や、浅野忠信、香川照之、仲村トオル、アンディ・ガルシアなど、多数の俳優たちが優作について熱く語る。監督は「世界はときどき美しい」の御法川修。
カラノウツワ 【監督】松田 美由紀 The Empty Vessel 【Director】Miyuki Matsuda
同じ店の同じ台でパチンコを打つことが日課になっている文子はある日、パチンコ店に勤める静かで影のある青年・土井と出会う。親子以上に年齢の離れた二人は、どこかに自分と似た「寂しさ」を感じ、少しずつ惹かれていくー。どちらも「家族」や「愛」に裏切られてきた者同士。それでもなお、互いの傷に、そっと触れようとする――そんな予感をはらんだ出会い。
マザーレイクゴールズ ~びわ湖と私たちの未来~ 【プロモーター】川本 勇 Mother Lake Goals ~Lake BIWA and Our Future~ 【promoter】Yu Kawamoto
マザーレイクゴールズ(MLGs)は、豊かで美しい琵琶湖を次世代へ引き継ぐために、環境先進県滋賀県で生まれた“琵琶湖版SDGs”です。2030年の持続可能な社会の実現に向けて、13の独自ゴールを定め、地域の自然や暮らしを未来につないでいくことを目指しています。 本作では、気候変動や外来種、ごみ問題など、琵琶湖を取り巻くリアルな課題をわかりやすく解説。さらに、日常生活で無理なく始められる実践例や、実際に活動する人々の姿を通して、MLGsを身近に感じられる内容となっています。環境問題に詳しくない方でも、身近な視点から楽しく学べる作品です。 ぜひ宮古島国際映画祭でびわ湖の未来に触れ、そして、いつか本物のびわ湖へも遊びに来てください!
漫才協会 THE MOVIE~舞台の上の懲りない面々~ 【監督】塙 宣之 Manzai Association The Movie 【Director】Nobuyuki Hanawa
ナイツ塙宣之、まさかの映画監督デビュー!浅草・東洋館の舞台に思いを懸ける芸人たちと漫才協会の“今”を捉えたドキュメンタリー テレビやネットの時代、今なぜ「舞台」にこだわるのか。浅草から映し出す、守りたいものがある人たちの物語。 浅草フランス座演芸場東洋館(通称:東洋館)を活動拠点に、漫才協会に所属する芸人たちが連日舞台に立ち続けている。 事故で右腕を轢断し、舞台復帰に向けてリハビリに励んでいる大空遊平。39年間コンビとして活躍し、相方を亡くしてもなおピン芸人として舞台に立ち続けるホームランたにし。離婚後も同居を継続し、コンビで舞台に立ち続けるはまこ・テラこ。結成3年の若手コンビ・ドルフィンソングなど、幅広い世代の芸人たちの横顔をカメラが追う。さらにナイツの師匠でもあり、最後まで舞台に立ち続けることにこだわった漫才協会名誉会長・内海桂子への思いなど、漫才協会に集った芸人たちの過去、現在、そして未来が描かれる。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭コラボ企画上映
運命代行屋 【監督】八木 浩貴 Destinagency 【Director】Hiroki Yagi
「運命は作れる」と信じ、出会いを演出する〈運命代行屋〉の男・ユウキ。依頼者の想いを叶えるため、駅前や街角、 さまざまなシチュエーションを使って“偶然の出会い” を仕掛ける仕事を続けている。 かつて運命を信じて恋をし、裏切られた過去を持つ彼は、今ではそれを“都合のいい言葉” として扱っていた。 そんな彼の前に現れたのは、花屋で働く女性・ヒナノ。偶然のように何度も重なる出会いに、ユウキの心は次第に揺らいでいく。 仕組む側だったはずの自分が、“仕組みのない感情” に巻き込まれていく違和感。 信じてはいけないと分かっていながら、それでも惹かれてしまう気持ちの先に、ユウキが最後に選ぶものとは。
こぐまとパルマの物語 【監督】ウラジミール・コンダウロフ PALMA2 【Director】Vladimir Kondaurov
大きな航空会社を辞めたラザレフは、家族と共に田舎へ移り住む。日常は平穏に過ぎていくが、ある日、小さなこぐまが彼らの生活に飛び込んでくる。こぐまが地元の密猟者にさらわれると、忠実な犬のパルマが彼を助けに駆けつける。パルマとこぐまの二匹は、野生動物やハンター、嵐の危険に満ちた森を通り抜けて家に帰る道を見つけなければならない。 一方、パルマとこぐまを探しに出かけたラザレフ家も、本当の家族とは何かを思い出すことになる。 家族の絆をそっと温める、感動の物語。
